2018.09.05

Maruhachiの新しい入居者をご紹介します☆

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今回はマルハチ101号にご入居された池内信介さんをご紹介します。池内さんは1984年福岡生まれ、地元で人気の焼鳥屋さんの息子さんで、小学校のときから暇を見つけては絵を描いて、中学校のときには「ロボコン九州大会」で優勝。高校生のころにはすでに金属アートに興味を持っていたとか… いかに多彩な才能を持った少年だったかということが伺えます。そんなアートの才能をもつ池内さんですが、社会人としてのスタートは当時高級居酒屋として名を轟かせた「たらふくまんま」に勤務。若手だったにもかかわらず銀座店のオープンニングスタッフとして配属され、それはそれは死ぬほど働いたそうです。福岡に戻ってからは実家の焼鳥屋さんとたらふくまんまのお勤めを両立させる生活だったそうですが、そのころから池内さんの熱いポテンシャルが沸々と沸き上がり始めます。 そして独学で彫金に取り組み、24歳のときに彫金スタジオARTRICKを薬院(福岡)にオープン。 彫金作家として活動する傍ら、カメラマンとしても活動を開始。その才能は各方面に認められ、難聴の人向けスピーカー「COMUOON(コミューン)」を開発したユニバーサル・サウンドデザイン㈱との専属契約を結んでいた時期もあったとのこと。さらに池内さんの才能はそれにとどまりません…本人いわくARTRICKの店内に掲げる絵を描いてみよう、という発想が沸き上がり、絵画アートの世界に足を踏み入れたそうです。

池内さんとマルハチとの出会いは、那の津リノベーションプロジェクト(マルハチプロジェクト)の取り組みの当初から応援していただいた方からのご紹介でした。101号は当時質屋のときに使っていた金庫室をそのまま残した窓がない部屋。しかもメゾネットタイプの金庫室という超特殊な空間です。“普通のオフィス”としての利用は見込めないな…と思っていた矢先の池内さんとの出会いでした。現地で待ち合わせて初めてお会いした池内さんは、一目で金庫室を気に入り、自ら作品を掲げるギャラリー兼アトリエとして使うことが決まりました。
現在、池内さんは多彩な才能を活かし、シルバーアクセサリーのショップを経営しながらアート制作活動を両立させています。 近々大きな美術館で個展を予定されているとか… 将来が楽しみな池内さん、少しはにかんだ笑顔が印象的で、アーティストらしくない人当たりのいい性格。これからたくさんの人を惹き付け世界のShinsuke Ikeuchiとして活躍する日は遠くないかもしれません。

マルハチのコンセプトは「NEST」。いろんな人種(仕事)の30代以上の大人が集う巣のような存在… いろんな才能が集まるディープでカオスな空間…101号室はその先駆けとなるアートな空間となります。ゆくゆくは展示販売を行う予定ですので、コアな池内信介ファンが足しげく通う…そんな面白い現象になってほしいですね。

■CAREER
2003年
彫金を開始
2009年
ARTRICK薬院店オープン
2017年
3月 純銀作品sakura展示 @福岡アジア美術館/福岡
5月 SICF 18/9 作品展示 @SICF青山/東京
6月 作品展示 @ACT ART COM新宿 /東京
7月 作品展示 @アートコンプレックスセンター新宿/東京
10月 encode大名店オープン/福岡
11月 ジュエリー展示 @CONNECT ASIA/台湾
11月 WORK SHOP at GMDC @Brooklyn,NY
11月 ZEN展 @茶房わらび野/福岡
12月 PUCUPUCU長崎グラバー園店オープン/長崎
2018年
3月 fragment展 @ART POINT銀座/東京
4月 現代する現代作家展 優秀賞受賞 @福岡アジア美術館(4/5~10)
5月 作品展示 @SICF青山/東京(5/2~7)
5月 prism展 @ART POINT銀座/東京(5/14~19)
5月 作品展 @CONNECT ASIA台湾(5/30~6/4)
6月 個展 @410ギャラリー中洲川端/福岡(6/14~20)
7月 在オランダ日本大使館納品@Embassy of Japan in the Netherlands/オランダ
9月 個展 @410ギャラリー中洲川端/福岡(9/13~)
10月 作品展示 @GMDC,Brooklyn,NY
11月 作品展示 @新国立美術館/東京(11/29~12/9)

2018.09.05 | Posted in BLOG | |

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